クロロ共闘説を考えてみる part2
本記事では,Part1に引き続きハンターxハンター351話〜356話の戦闘でクロロが団員と共闘していたという説,いわゆる共闘説について述べます.
今回は,共闘説を考える上での障害・否定的な部分を述べてきます.
- クロロは嘘を言ってないと考えるべき
- クロロの携帯はシャルの携帯(本物)
- 「アンテナ無いけど」の意味
- 首を切り離しても,残りつづ受けるスタンプ
- なぜか人間投げのときに右手に本
下2つは,単独でも共闘でも謎なんですよね・・・.
クロロは嘘を言ってないと考えるべき
これは鉄則ですね.
ヒソカの推理もこれにこだわっています.
例えば,栞のテーマが存在しないとか言うのはダメですね.
「クロロは嘘を言ってない」というのが全ての推理の元です.
嘘を考えだすと,なんでもありになっちゃいます.
クロロの携帯はシャルの携帯(本物)
357話の会話を引用しておきます.
ケータイどうする?アンテナ無いけど
大丈夫 特に使う予定ないし
クロロが,シャルナークの携帯を持っていたことになります.
アンテナが2つあるように,携帯が2つある説もありますが可能性は低いです.
ヨークシン編で,シャルナークは,ブラックボイスの携帯を普段使いしていますが,357話でスマホを使っています.
また,2つ持っていた場合,「特に使う予定ないし 」という答え方はやや不自然です.
「アンテナ無いけど」の意味
アンテナ無いけどというのは,戦闘中に2本のアンテナが破壊されたことを意味しています.
1本は,偽クロロに刺さってて,ヒソカが握りつぶしました.
もう,1本は,起爆人形に刺さっていたやつです.
(HUNTER×HUNTER 354話より引用)
ということで,これは本物のアンテナで,簡略化された図と考えるべきです.
イルミ共闘説の唯一の根拠が崩れました*1.
また,胴体を起爆するときに,アンテナ人間を通常通りのボタン操作ではなく,電話操作しているのですが,これは,ブラックボイスじゃなくて,オーダースタンプの人形を通話で操作していたという説があります.
これも,可能性は非常に低いでしょう.
起爆したのはアンテナ人間というのは,ヒソカもそう思ってますし,「アンテナ無いけど」に別の説明を用意する必要があります.
首を切り離しても,残りつづ受けるスタンプ
頭を切り離すと,スタンプは消えます.
まず,複数の事実を述べます.
- 頭と胴体を切り離すと,スタンプは消える
- オーダースタンプは,サンアンドムーンのプロテクトの範囲外(能力を解除すれば消える)
(1)は,352話で,ヒソカが実演しています.
(2)は,354話で,示されていますが,少し複雑なので,説明が必要かもしれません.
(HUNTER×HUNTER 354話より引用)
この人形は,刻印済みの人形で間違いありません.
なぜならば,(ヒソカは後で気づくことだが)この少し前にクロロがサンアンドムーンを使って胴体にプラスの刻印を押しています.
もし,刻印なし人形なら,ギャラリーフェイク,オーダースタンプ,サンアンドムーンの3つの能力を同時に使ったことになるが,それは不可能だ*2.
よって,このシーンは,「刻印有り人形のスタンプが,オーダースタンプを解除することで解除された」で間違いありません.
(1),(2)を考えると,「(刻印あり人形だろうと)頭を切り離せば,スタンプは消える」ことがわかりますが,356話では生首にスタンプが残っちゃってるシーンがいくつもあります.
- 書き間違え
- スタンプはフェイク
が考えられますが,書き間違えが有力でしょうか.
(2)は,この人形のスタンプはフェイク(念能力じゃなくてただのインク),で別の能力で人形(人間の可能性もある)を操作していたという可能性です.
(2)としても,オーダースタンプの能力自体は実在すると考えるべきです.
なぜか人間投げのときに右手に本
(HUNTER×HUNTER 356話より引用)
この時点で維持している能力は,オーダースタンプのみのはずです.
栞を使って,両手を自由にできるはずですが,なぜそうなかったのか謎です.